小学1年生の娘が「学校行きたくない」と言うようになったのは、入学してしばらくたった頃でした。
最初は「疲れてるのかな」と思い、少し休ませていました。けれど、休む日が増えると、家でYouTubeを見る時間が増え、私の中にモヤモヤが…。
「休み癖がついたらどうしよう」
「SNSでは“休んでいい”って言うけど、本当にそれでいいの?」
そんな葛藤の中で、私は“少しだけ頑張る”という方法にたどりつきました。
無理をさせず、でも一歩を踏み出せる――
今日は、行き渋りの娘と私が実践している“少しだけ頑張る登校練習”の方法を紹介します。
🌱行き渋りの娘に「少しだけ頑張る」を伝えたきっかけ
小学1年生の娘は、春から行き渋りが続いています。
最初のころは「休みたい」と言う娘の気持ちを尊重して、休ませる日も多くありました。
でも、休むことに慣れてくると、家ではYouTubeばかり…。
「このままでいいのかな?」
「休み癖がついたらどうしよう…」
そんな不安が、私の心の中に広がっていきました。
SNSでは「休むときは休んでいい」とよく見かけます。
それも大切な考え方だと思います。
でも、「ずっと休ませる」でも「無理に行かせる」でもない、その中間の道を探したい。
そう思い、わが家では“少しだけ頑張る”という練習を始めました。

🎒「行くだけでもOK」から始めた小さな挑戦
朝、「行きたくない」と言われたとき、まずは否定しません。
「そっか。じゃあ、とりあえず学校に行くだけ行ってみない?」
そう声をかけます。
そして、行くだけでOKのハードルを設定します。
✏️「苦手な教科は帰ってOK」逃げ道を作って安心を。
娘は特に国語と算数が苦手。
だから、
「学校に行ってみて、もし1時間目が算数や国語だったら帰ろう」
と伝えます。
最初の目的は“授業を受けること”ではなく、“登校すること”。
「行く」という行動自体を成功体験にすることを意識しています。
🌸「せっかく来たから、出席だけとろう」
学校に着いたら、次のステップ。
「せっかく来たから、朝の会で出席だけとろうか。」
「みんなに『元気です』って返事できたらすごいね。」
こうして、できそうな小さなゴールを一つずつ積み重ねていきます。
💪「ママも廊下にいるから」で安心して挑戦
「1時間目だけ受けてみよう。ママは廊下にいるからね。」
“ひとりぼっちじゃない”という安心感が、娘の背中をそっと押します。
授業を受けられたら、しっかり褒めます。
「ちゃんと最後までできたね!すごいね!」
この“できた!”という気持ちが、次の挑戦につながります。
☀️「どうする?」は娘に決めさせる
1時間目が終わったあと、私はこう聞きます。
「1時間目受けれたじゃん。2時間目もいけそう?どうする?」
無理強いはせず、最終的に決めるのは娘です。
自分で選ぶことで、「やらされてる」から「自分で頑張った」に変わっていきます。
🕒「昼休みに様子を見に行く」柔軟なスタイル
付き添えない授業(たとえば図書)では、一度帰ることもあります。
そのときは、
「お昼が終わったらまた迎えにくるね。」
と伝え、昼休みに様子を見に行きます。
「帰る?それとも5時間目出れそう?」と聞くと、
多くの日は最後まで出席できるようになってきました。
💗無理せず続けて気づいた親の変化
この方法を続けていると、娘だけでなく私自身の心も落ち着くようになりました。
少し頑張れたから、YouTube少しみてOKだよね。学校帰ってから、遊びにいってもOKかな。
「全部頑張らせよう」としないことで、私のイライラも減り、
娘の笑顔が少しずつ戻ってきたのです。
完璧じゃなくていい。
“少しだけ頑張る”を積み重ねていくことが、
親子にとって一番やさしい方法なのかもしれません。
✨まとめ
- 否定せず「行くだけでもOK」から始める
- 苦手な教科なら「帰っていい」と安心を与える
- 「少しだけ頑張る」成功体験を積む
- 決めるのは子ども自身
- 親も無理しない。完璧を目指さない

