不登校・行き渋りと過保護の関係とは?フルタイム母の気づきと自立のための声かけ。

子どもの自立
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こんにちは♡
子育てブログの「ともママ」です。

今日は、過保護、過干渉について私が感じたことをお話します。

不登校になると原因をいろいろと調べると思いますが、私も寝るときまでスマホで検索したりして情報を集めまくってました。その原因で思い当たるのは、過保護・過干渉でした。

それだけが、原因じゃないと分かっていても、
「私、過保護すぎたのかな?甘やかしすぎ?私のせい?」とすごく悲しく心がつらくなりました。
( ノД`)シクシク…

けれど、落ち込んでいる場合じゃない。過保護・過干渉ってどういうこと?と、とにかく調べて私は子どもとどう接しているのか振り返りました。

たしかに、私は過保護になっていたと思い当たる節があります。
それは、仕事の忙しさを理由にすべて先回りして、着替えから明日の準備までしたりしてました。

そうしたことで、学校で準備を自分でするということに時間がかかっていました。
それを見た私は、子どもたちの自立を妨げていたのだと反省し、その日から自立に向けて頑張ることを心に決めたのです(⌒∇⌒)

ということで、行き渋りをきっかけに自分の子育てを見つめ直し、子どもの自立に向けて行動した私の記録をお話しします。

あなたがいま抱えている不安に、少しでも寄り添える内容になっていますように。


■1・小学1年生の行き渋り。“過保護”という言葉が刺さった

過保護・過干渉とは(比較表)

行き渋りが始まってしばらくした頃、私はSNSで
「不登校の子は過保護・過干渉が原因の要因になる」という言葉を目にしました。

過保護・過干渉の違いとは何でしょう。

項目過保護過干渉
基本的な意味子どもを守りすぎて、必要以上に手助けしてしまう状態子どもの行動・考え・選択に必要以上に口出し・コントロールする状態
親の動機「失敗させたくない」「危険から守りたい」「こうあるべき」「自分の思い通りに育てたい」
関わり方の特徴子どもがやれることも親が先回りしてやってしまう子どもの意思を無視して指示・干渉する
・着替えを全部やってあげる
・学校の準備を代わりにする
・困る前に先回りして手助けする
・友達関係に口を出しすぎる
・宿題のやり方や順番まで細かく指示する
・習い事や進路を親が決める
子どもへの影響・自分でやる力が育ちにくい
・自信を持ちにくい
・自分の意思が育たない
・反抗的になる or 依存的になる
親の感情背景心配・不安が中心コントロール欲・評価への意識が中心
問題点自立の機会を奪う主体性・自己決定の機会を奪う
改善のポイントできることは”任せる”練習をする子どもの選択を尊重し、親は「助言者」にとどまる

私は過保護だった。

そのときは
「いや、私はそんなことないはず…」
そう思い込んでいました。

けれど、母子登校が続き、娘の学校での様子を見るうちに、
どうしても否定できない事実が見えてきました。

朝、学校に着くと、娘はこの一連の流れがスムーズにできません。

・ランドセルから宿題を出す
・連絡帳を定位置に置く
・ランドセルを棚に戻す
・名札を取ってつける

1年生なら個人差はあって当然。
でも私はどこかで
「もしかして、私が“やってあげすぎた”過保護だった結果なのでは…」
と思ってしまったのです。


■2. フルタイム共働きが招いた“自立させる余裕の喪失”

私は次女が1歳のころからフルタイム正社員。
朝7時に家を出て、帰宅は18時。

帰ってからは洗濯・夕飯・宿題・お風呂…と分刻み。

だから、子どもの支度に時間がかかると、正直こう思っていました。

「待ってられない」
「私がやったほうが早い」

実際に、私はこんなことを“毎日”やっていました。
✔ 服を着せる
✔ パジャマを片付ける
✔ 食器を片付ける
✔ お風呂で髪も体も全部洗ってあげる
✔ 学校の支度はほぼ全て私が管理

怒りながら、イライラしながら、
「早くして!」と言いながら…

でも、本当は分かっていたんです。
“それを続けていたら自立なんてできるわけない”ということは。

でも、朝のあのバタバタで、
「子どもが自分でやるのを待つ」なんてできなかった。


■3. 夏休みで崩れたルーティン。留守家庭拒否でさらに追い込まれる

私は夏休みになれば行き渋りは落ち着くと思っていました。
ところが——

「留守家庭、行きたくない。」

小1と小2の子を8:30〜18:00まで留守番させるのは不安でいっぱい。
でも周りからは

「2人なら大丈夫よ」
「考えすぎじゃない?」
「職場に連れてきたら?」

そんな言葉ばかり。

誰にも理解されず、
職場にも迷惑をかけ続け、
家庭では私の心が摩耗し続ける。

このとき、「もう正社員は無理だ」と初めて思いました。


■4. 正社員を手放す決断と、職場とのやり取り

私はまず総務に相談しました。

「子どもの行き渋りで勤務が難しい。
何か使える制度はありませんか?」

結果として制度はなかったものの、
“遅刻・早退扱いで1〜2か月は正社員として勤務継続できる”
という提案をもらいました。

その後、上司にも状況を正直に説明し、コミュニケーションを重ねました。

そして上司から言われた言葉が忘れられません。

「あなたは結果を出してきたし、
あなたが一生懸命働いてきたことをみんな知ってるよ。
今は家庭を優先していい。」

この言葉で、私は初めて

「ああ、正社員として頑張ってきてよかったんだ」

と心から思えました。


■5. 働き方を変えたことで生まれた“心の余裕”

9時〜16時勤務に変更したことで、
私の生活はガラッと変わりました。

✔ 朝のバタバタが減った
✔ イライラが減った
✔ 子どものペースを待てるようになった
✔ 娘の涙に寄り添う余裕ができた

行き渋りがなったわけではありません。
でも、私の心は確実に軽くなりました。

親の余裕は、子どもの表情にそのまま反映されます。
これは本当に実感しています。


■6. 過保護を少しずつ手放すために始めた「声かけ改革」

働く時間が短くなり、心の余裕が生まれたことで、
私は“子どもの自立”にも向き合えるようになりました。

まず変えたのは 声かけ です。

✕ 「早くして!」

   ↓

○ 「〇時になったら着替えようね」

✕ 「なんでできないの!」

   ↓

○ 「着替えたら次はごはんにしようね」

そして、できたときは必ず言葉で伝えるようにしました。

「今日、自分で体洗えたね」
「給食袋、自分でつけられたね」

学校の準備も、
「全部私がやる」→「一緒に確認する」
へとシフト。

できたことを伝えることで、成功体験をさせてあげることを意識しています。
まだまだ、自立の途中ですが少しづつ手を放していこうと思っています。


■7. “過保護=悪”ではない。愛情があるからこそ手放せないだけ

ここまで書いてきましたが、
私は必ずしも「過保護は悪いこと」だとは思いません。

過保護は、子どもがかわいくて、心配で、
守りたい気持ちがあるからこそ起きること。

“悪”ではなく、“愛情の形”です。

でも、少しずつ手放すことで子どもの自立が育ち、
親の心も少し軽くなる。

働き方を変え、心の余裕を取り戻したことで、
私はようやくそのステップを踏み出せるようになりました。


■まとめ

行き渋りは、子どもだけでなく、親の心も深く揺さぶります。
毎朝泣かれ、毎日仕事との板挟みで自分を責めてしまう。

でも、働き方を見直し、
余裕を取り戻すことで、
子どもの自立の芽にも気づけるようになります。

過保護は悪ではありません。
でも、あなたが無理し続ける必要もありません。

あなたの心が軽くなる選択を、
どうか自分に許してあげてください。

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